アンドレ・キャラビ氏は、1927年フランス生まれの84歳。同国ペンクラブの会員だ。日本では『目からウロコのヨーロッパ』などの著書がある。日本在住40年以上の親日家だが、どうも最近、このニッポンで目に余る出来事が多い。マナー、お金、日本語、女性、子供……。そのキャラビ氏が、いまの日本人に向けて、箴言集で発する痛烈な「キャラビズム」。さて、あなたはどう受け止めるか? 今回は、「人間」編である。
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・En voyant une belle fille、 un jeune homme pousse un cri admiratif, un vieill homme pousse un soupir d’envie
美人を見かけると若者は思わず声をかけたくなるが、年寄りは ただ溜息をつく!
・Les hommes passent leur vie à penser à leur retraite et passent leur retraite à penser à leur vie.
男は一生引退の事を考えているが、引退すると今までの一生を考える!
・Même un imbécile ne se dévoilerait pas s‘il se taisait.
頭がわるい人でも、黙っていれば、バレない!