10月16日の夜10時37分。ドラマ日曜劇場『南極大陸』(TBS系)は、瞬間最高視聴率25.5%を記録した。平均視聴率は22.2%。10月スタートのドラマのなかでは唯一の20%台で、ぶっちぎりの出航となった。
第1話で、南極観測船・宗谷とともに大きなテーマになっていたのが、木村拓哉(38)演じる倉持とカラフト犬が出会い、心を通わせていくシーンだった。鍵となったのが先導犬のリキ。飼い主一家の娘を芦田愛菜ちゃん(7)が演じた。
ドラマでは、大きなリキの首にぎゅっとしがみつく愛菜ちゃんの姿はとてもナチュラルに見えたが、当初、愛菜ちゃんは想像以上に大きな犬に戸惑いを隠せなかったという。
「すでに『マルモのおきて』(フジテレビ系)で、ワンちゃんとの現場は慣れているから楽しみにしていたようなんですが、それにしたってカラフト犬は大きすぎた。顔だって、愛菜ちゃんよりひと回りくらい大きいですから全然違いますよね。でも彼女は小さくても女優さんだから、怖くて泣きそうになるのをずっと堪えてたんです」(芸能関係者)
そんな愛菜ちゃんの横にすっと近寄ったのが木村だったという。
「リキと同じ目線で、まずは首からやさしく触り、声をかけながら体を撫でる。そうして犬のほうの緊張をほぐしてやって、愛菜ちゃんに“ほら、こうやって”と教えてあげていました。愛菜ちゃんもすっかりリラックスして、いまでは、リキといちばんの仲良しになったんですよ」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2011年11月3日号