ライフ

子宮内膜症治療 ピル等の薬物療法と除去手術の2方向と専門医

 女性に特有の婦人科系疾患のひとつに子宮内膜症があるが、どんな病気なのだろうか。成城松村クリニックの院長・松村圭子さんが解説する。

 * * *
 子宮内膜症は、本来は子宮の内部にあるはずの子宮内膜組織が、他の場所にできてしまう病気。

 内膜組織は月経の周期に合わせて増殖し、出血するので、生理痛が尋常ではありません。排便痛や性交痛も典型的な症状のひとつ。性交のときに膣の奥に痛みを感じたら内膜症を疑ってみるべきでしょう。内膜組織が卵管に癒着して卵管が閉塞すると、不妊の原因にもなります。

 子宮内膜症のうち、内膜組織が子宮筋層にできたものを子宮腺筋症といいます。筋層が肥大化するので子宮筋腫との鑑別が難しい場合もあります。

 また、ブルーベリー斑は米粒大から小豆大くらいの赤色や赤紫色の小さな子宮内膜組織が無数にできたもの。

 治療法は大きく分けて、薬物療法と手術のふたつ。薬物療法ではピルを使って内膜症の進行を抑えます。

 薬物療法で症状が改善しない場合は、手術をします。手術には病巣部分だけを取り除く方法のほか、再発しないよう子宮や卵巣をすべて切除する方法もあります。

※女性セブン2011年11月3日号

関連キーワード

トピックス

主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
《慶應SFC時代の “一軍女子”素顔》折田楓氏がPR会社を創業するに至った背景「女子アナ友人とプリクラ撮影」「マスコミ志望だった」
NEWSポストセブン
元プロバスケ選手の真美子夫人と交わした自然なグータッチに、アスリート夫妻らしくて素敵という声が殺到した(写真/ロサンゼルス・ドジャース公式Xより)
大谷翔平、MVP獲得で真美子夫人と歓喜のグータッチ 受賞日は“いい夫婦の日”で喜びも倍増
女性セブン
加古川
【獄中肉声・独占入手】加古川女児殺害事件で再逮捕の勝田州彦容疑者「ケータイをいじりながら、一般人のフリをして歩いて」「犯行後には着替えを用意」と明かしていた“手口”
NEWSポストセブン
SNS上だけでなく、実生活でも在日クルド人への排斥デモやヘイトスピーチが目立つようになっている(店舗SNSより)
「日本人は大好きだけど、もう限界です…」『ハッピーケバブ』在日クルド人の社長が悲鳴、親日感情をへし折る\"ヘイト行為\"の実態「理由もないのにパトカーを呼ばれて…」「脅迫めいた電話が100回以上」
NEWSポストセブン
紅白の
《スケジュールは空けてある》目玉候補に次々と断られる紅白歌合戦、隠し玉に近藤真彦が急浮上 中森明菜と“禁断”の共演はあるのか
女性セブン
騒動の中心になったイギリス人女性(SNSより)
《次は高校の卒業旅行に突撃》「1年間で600人と寝た」オーストラリア人女性(26)が“強制送還”された後にぶちあげた新計画に騒然
NEWSポストセブン
折田氏(本人のinstagramより)と斎藤知事(時事通信)
《折田楓社長のPR会社》「コンペで5年連続優勝」の広島市は「絶対に出来レースではありません」と回答 斎藤知事の仕事だけ「ボランティア」に高まる違和感
NEWSポストセブン
中井貴一
中井貴一、好調『ザ・トラベルナース』の相棒・岡田将生の結婚に手を叩いて大喜び、プライベートでゴルフに行くほどの仲の良さ 撮影時には適度な緊張感も
女性セブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
《バーキン、ヴィトンのバッグで話題》PR会社社長・折田楓氏(32)の「愛用のセットアップが品切れ」にメーカーが答えた「意外な回答」
NEWSポストセブン
小沢一郎・衆院議員の目には石破政権がどう映っているのか(本誌撮影)
【小沢一郎氏インタビュー】自民党幹部に伝えた石破政権の宿命「連立をきちんと組まない不安定な政権では有権者に迷惑、短命に終わる」
週刊ポスト
東北楽天イーグルスを退団することを電撃発表し
《楽天退団・田中将大の移籍先を握る》沈黙の年上妻・里田まいの本心「数年前から東京に拠点」自身のブランドも立ち上げ
NEWSポストセブン
妻ではない女性とデートが目撃された岸部一徳
《ショートカット美女とお泊まり》岸部一徳「妻ではない女性」との関係を直撃 語っていた“達観した人生観”「年取れば男も女も皆同じ顔になる」
NEWSポストセブン