〈沢村結婚 12月挙式〉のニュース速報に記者は愕然とした。
「やってしまった……」
先週号(関連記事参照)の「巨人・沢村拓一(23)と日テレ・森麻季アナ(30)の破局」報道――。
言い訳めいて恐縮だが、実は本誌も、取材当初は沢村と森アナが“今オフに結婚”という情報を得て取材に動いていた。
しかし、「夏頃を境に、二人の関係に不協和音が走っている」との情報を入手。周辺取材の結果、最終的に破局報道に踏み切ってしまったのである。
ご両人、関係各位と読者にお詫びします。
本誌が破局と打った理由は、こんな証言が得られたからだ。
まずは巨人軍番記者の話。
「沢村はわかりやすい男なんです。思ったことは顔にすぐ出るし、森アナとの交際もオープンにしてきました。でも、黒星が先行していた夏頃を境に一切彼女のことを口にしなくなったんです。シーズン当初、二人の結婚について沢村の両親が『まだ早い』と反対していたという伏線もあり、番記者の間でも破局の噂が飛び交うようになりました」
ここで、沢村が交際を黙するようになった背景には森アナへの配慮があった。今度は日テレ関係者の話。
「4月の交際報道後、社内は二人の交際に関して応援ムードでした。でも、巨人軍サイドには、森アナがスポーツ番組を担当していることもあって、『現場で目立たれると困る』との声もあった。以来、森アナも巨人戦の取材を控え、一方の沢村選手も森アナのことを口にするのをやめたんです」
ただ、後半戦もなかなか沢村の調子は上向かなかった。9月2日に11敗目を喫した際には、原点回帰が必要と考え、ドラフト指名時の映像を見返したという。
〈その時、隣で映像を見ていたのが森アナだった。涙をボロボロ流す姿を見て「こんなに応援してくれている人がそばにいる。自分が頑張らないといけない」。心に決めた〉(10月18日付日刊スポーツ)
その日を境に沢村は見事、立ち直り5連勝。そして、新人王とともに今オフの“結婚”を手繰り寄せた。
「2桁勝利をあげれば沢村の両親が結婚を認めてくれるという話だったようです。そこで10勝を挙げた10月8日に原監督に、11勝目を挙げた14日に清武GMに報告した」(前出の巨人担当記者)
結局、周囲が憶測を交わしただけで、当人たちは堅実に愛を育んでいたようだ。
本誌は二人の末永い幸せを心より願っております!
※週刊ポスト2011年11月4日号