女性特有の病気“子宮筋腫”。女性の3~4人にひとりがもつ良性腫瘍だが、できる場所によってつらい症状も。女子プロレスラーのジャガー横田さん(50)が、自身の子宮筋腫と、その手術体験について語ってくれた。
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40才のころ、不正出血とひどい膀胱炎が重なったので、婦人科に行きました。すると、「膀胱炎は薬ですぐに治るので問題ないけれど、筋腫があるから子供がほしいなら早く産んだほうがいい」といわれたんです。
当時はまだいまの主人とも出会っていなかったので、「私ひとりじゃ子供はできねーんだよ」なんて心の中で思ってましたけど(笑い)。
筋腫はまだそんなに大きくなっておらず、不正出血もその後おさまって、痛みなどの自覚症状もなかったので、そのままにしていました。
その1年後くらいに主人と出会い、43才のときに結婚しました。でも、結婚して1年半経っても子供ができないので、どうしてかなと思って、お腹の写真を撮ってもらうことにしたんです。
そうしたら、子宮のど真ん中の胎児が育つところに、10cmくらいの大きな筋腫が見つかって…。これでは妊娠できたとしても赤ちゃんは育たないし、それ以前に妊娠の可能性はゼロに近いといわれてしまいました。
友人が婦人科の先生のところに私のレントゲン写真を持って行ってくれたんですが、「43才なら自然妊娠の可能性はわずか2~3%で、筋腫を取ったとしても妊娠の可能性は低いから、リスクを冒してまで手術する必要はないんじゃないか」といわれたそうです。
私くらいの年代になると子供を産み終わっている人も多いので、手術する場合、普通なら(子宮)全摘になるらしいですね。
でも、私はその先の妊娠にすごく期待を持っていたので、筋腫だけを取る手術を希望しました。
結果的には、子宮を残しておいたおかげで、子供を授かることができました。不妊治療を受けていましたが、体外受精は失敗したものの、幸い自然妊娠することができました。
※女性セブン2011年11月3日号