「あの人は『結婚して、家が欲しい。だからお金持ちの男を探してるの』っていつもいってた。好きなタイプは、トラックの運転手みたいな男臭いタイプだった」(元同僚)
右腕上腕部に人魚の入れ墨、上半身には豊胸手術の跡、そして茶色のロングヘア……10月9日に長野県の高級別荘地で発見された一部白骨化した遺体。13日になって、身元が徳原マイケルウイリアムさん(37)であることが特定された。
徳原さんは沖縄県出身で、米国人の父親と日本人の母親を持つハーフ。中高時代は陸上競技で活躍し、県内の短距離走で優勝したこともあるという。そんな彼の仕事は、ニューハーフヘルスで働く風俗嬢だった。
10数年前は中野で「ニーナ」、2009年から昨年秋までは御徒町で「レイ」、行方不明になる前までは池袋で「ジャネット」の源氏名で働いていた。ヘルス嬢として月70万円以上稼いでいた時期もあるという。御徒町時代の同僚の話。
「レイは顔をいじってないのが自慢で、『私、キレイでしょう!』っていつもいってた。でも、人魚のタトゥーは“顔が不細工だ”って気に入ってなかった。そのタトゥーのおかげで身元がわかったのも皮肉ですね」
※週刊ポスト2011年11月4日号