『ジョークで読む国際政治』の著者でジャーナリストの名越健郎氏はジョークに対して非常に造詣が深い。そんな名越氏からころころ変わる日本の首相にまつわるジョークを教えてもらった。
* * *
■オバマ米大統領の補佐官が大統領に報告した。
「日本の新しい首相にノダ氏が就任しました」
「カンとかノダとか、シンプルな名前でよかった」
「どうせすぐ交代するので、外国人向けに覚えやすい名前を選ぶようです」
■オバマ大統領の補佐官が大統領に報告した。
「ノダ首相は自分のことをloach(ドジョウ)と呼んでいます」
「日本人はLとRの発音を区別できないから、roach(ゴキブリ)になってしまう」
※鳩山、菅の二代破綻政権の後を受けた野田政権は、各社世論調査では支持率60%前後と無難なスタートを切った。普通の家庭に生まれ、二世議員でないこと、落選も経験した泥臭さなど独特のキャラが支持率につながっている模様だ。だが、円高、復興、原発、税制など、支持率急降下のリスクも多い。民主党にとって、今回がラストチャンス。閣僚の顔ぶれが軽量級なのが気になる。
※SAPIO2011年10月26日号