松嶋菜々子主演のドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)は、初回平均19.5%、第2回が18.7%と、高視聴率を叩き出した。
しかし、家政婦役が図らずも松嶋の年齢的限界をあらわにしたと見るのは、コラムニストの今井舞氏だ。
「地味なメークにつば広帽。役に合わせた暗めの照明の下、『ここまでシワ深かったっけ?』と目を疑う老けっぷり。演技派女優なら容貌の衰えも演技のうち、と解釈できますが、彼女の場合、役作りの結果ではない素顔が露呈してしまったようです」
家政婦役の“元祖”ともいえる市原悦子が家政婦役を始めたのが47歳のとき(1983年)。この難役に挑戦するには早すぎたということか。
ちなみに、“先輩”市原にドラマの感想を尋ねたが、「ノーコメントです」(事務所担当者)との回答。はたして、家政婦は見たのか、見ていないのか――。
※週刊ポスト2011年11月4日号