笑ってすまされる癖なら「七癖」あったっていいけれど、バカダンナの濃いひと癖は本当にやっかい。東京都在住のパート勤務Tさん(48)の夫(45)も、とんでもない癖の持ち主だという。それさえなければイケメンだというバカダンナの、顔を背けたくなるような癖とは?
* * *
主婦仲間には“佐藤浩市似”なんていわれているうちのダンナだけど、ホントどうかしてる。自分の体から発するにおいがたまらなく好きなんです。朝起きると髪の中に手を入れて軽く掻いて、その手を鼻に近づけクン! パンツの中に手を入れてクンクン!
そのあと必ず「クセッ」と眉間にしわを寄せるんです。「パパ、やめてっ!」と泣いていた娘たちもいまでは「あ~あ、また始まった」って呆れて近づきません。
夜、会社から帰宅後の“儀式”がまたすごいんです。スーツを脱ぎスエットに着替えたかと思うとイソイソ靴下を脱ぐ。そして靴下を持ちあげて、しばらく漂うにおいをかいでうっとり。
「おお、クサッ。今日はよく歩いたからな~」
と、独り言をひとしきり。
いまはダンナのこの性癖を見て見ぬふりをしているけど、実はこれで離婚寸前の大げんかをしたこともあるんです。
「ほら、すごいだろ」
と、鼻のまがりそうな靴下を私の鼻先に近づけたり、足の指の間をしごいた指を顔につけたりされて。「何するのっ!」と、絶叫したこともあれば、泣いてやめてくれるように頼んだこともあります。でもダンナは「オレを家族だと思うなら臭くないだろ」といってきかないの。
※女性セブン2011年11月10日号