突如発表されたプロゴルファー・石川遼(20)と幼なじみの女性・A子さん(20)との交際だが、発表される以前の10月17日から18日にかけて、女性セブンは、A子さんが石川の豪邸にお泊りしたのをキャッチしている。ふたりの関係について、石川の所属事務所の代理人という弁護士に取材を申し込むと、「後で連絡する」との返答があったが、その夜の9時過ぎに、交際が全マスコミにファクスで突然発表されたのだ。
石川の背後には、これまでずっと父親の勝美さん(54)の姿があった。保護者として、またゴルフのアドバイザーとして息子を見守っているのだろうが、一方でトラブルが絶えなかった。
A子さんが、石川宅にお泊まりした翌朝のこと。取材待機のために、A子さんの自宅から100mほど離れた道路に車を駐車していた本誌カメラマンの元に突然警察が現れた。そして話を聞かれている最中のことだった。石川の母親がやってくると、“主人が話したい”といっているといって、その場で携帯を手渡されたのだ。耳にあてると、電話の向こうからいきなり勝美さんの怒鳴り声が響いた。
「電話番号、住所、氏名を答えろ」「お前の家族の携帯番号も答えろ! お前、子供もいるんだろ? 子供が聞いたらどう思う、親がこんな仕事してるって知ったら」
次々とまくしたてた。ともかく勝美さんは、本誌カメラマンに執拗に住所を聞いてきたのだが、警察に答えるならまだしも、勝美さんにわざわざ教える義務はない。答えずにいたら、勝美さんはこういったという。
「車のナンバーはわかってる。どんなことをしてでも、住所を突き止めて家に押しかけてやる」
勝美さんはそういって一方的に電話を切ったのだが、その後、本誌カメラマンは所轄の交番にまで出頭させられた。交番では、警官がわざわざ生活安全課に問い合わせ、同課から「違法行為はなかった」とお墨付きをもらい、解放されている。合計4時間ほどのやりとりだった。
しかし勝美さんの“暴挙”はこれだけで終わらなかった。編集部には勝美さんからの電話が1日何度もはいり、突然配達証明つきの質問状まで送られてきた…。
交際発表の文書で、<社会常識の限度を超えた>と指摘された取材活動はこの一件を指しているのだろうが、「石川遼の父親」として全国で熱心に講演活動を行い、子育て本まで出版している勝美さんの発言や対応こそ、社会常識では測れないものがあると思うのだが…。
さらに、この文書には、<スポンサー企業様に対して、不意の夜間の訪問や尾行>とあるが、断っておくが、そんな取材は一切していない。ともかく本誌は、記事作りを進めていたところ、それを知った勝美さんが、24日夜に相手のプロフィールも詳細も一切明かさない前代未聞の交際発表をしたのだった。
※女性セブン2011年11月10日号