東日本大震災の被災地ではいま、自宅が全壊、半壊となり、修繕のために数百万円といったお金を必要としている家庭が多くある。そんななか、一攫千金を求めて、ジャンボ宝くじが人気を集めているようだ。
例えば宮城県では、オータムジャンボの販売額が前年比104%となり、全国2位の販売実績となっている。しかし、被災地の切実な思いに乗じるかのような犯罪も出てきた。
9月中旬ごろ、青森県南部に住む30代の男性会社役員の携帯に、「宝くじを指示通りに買えば、1005万円が当せんする」という電話が掛かってきた。男性はそれから3回にわたり、情報提供料として指定された金融機関の口座に計210万円を振り込んでしまったとのこと。
宝くじで必ず当せんするという話はない。怪しいと思ったら家族に相談するなど、冷静に対処することも大切だ。
※女性セブン2011年11月10日号