「プリン+しょうゆ」でウニ、「きゅうり+はちみつ」でメロンなど、全く異なる素材から高級食材を再現する――レストランで食べたものを家庭で再現することに比べると、あまり実用的ではないかもしれないが、ちょっと楽しい料理遊びである。
TVの投稿番組やネットで話題になるなど、やや“素人チャレンジ”的なアプローチが多い中、大手食品メーカーの明治が、味を科学的に分析する味覚の専門企業AISSYに監修を依頼し、同社の『明治北海道十勝スマートチーズ』を使って世界三大珍味の「フォアグラ」「トリュフ」「キャビア」を再現する――という、オフィシャルがプロに頼んだ“ガチ”な再現レシピがWebで公開されている。
そこで本誌グルメ特集を担当する編集M、料理&酒好きのサイト編集担当K、好き嫌い多め「料理は全然しません!」というスタッフAの3人が、『明治北海道十勝スマートチーズ』で再現した「キャビア」&リアル「キャビア」を“ガチ”で食べ比べてみた。
レシピは『明治北海道十勝スマートチーズ』と「イカの塩辛」というシンプルな組み合わせ。コツとして「塩辛の量を少なめにしてチーズの量を調節しながらお試し頂くと、後味が滑らかになり、キャビアにより一層近づきます」と書いてあり、写真のようにシンプルに塩辛を載せたものと、塩辛とチーズを刻んでなじませたものを用意。
プレーンクラッカーにそれぞれを載せ、再現「キャビア」とリアル「キャビア」を無言で交互に味わう“ガチ”モードの3人。
A「好きな人は、好きな味ですよねぇ。チーズと塩辛、意外だけど合う!」
M「イカの食感が強いかなぁ? でも香りと味というか……風味はかなり、近いよね」
K「キャビア定番のシャンパンや白ワインだと、ちょっとお酒が負けそう」
A「ビールの方が、合うんじゃないですか?」
M「焼酎とか、日本酒もいいんじゃない?」
K「うん。うん。お寿司にワインの逆バージョンで、キャビアに日本酒や焼酎も合うからね」
M「これまで日本のお酒にチーズって、ちょっと食わず嫌いしていたけど、これを試してみて“イケる!”と思った」
A「本筋に戻しますけど、キャビアの再現……っていうは、アリってことでいいですか?」
M「イカの食感はちょっとだけ気になるけど、このチーズ自体のほろほろとした食感がよくなじんでいるし、味は再現できてるよね」
K「はい。アリでしょう」
ということで、メーカー&味覚のプロが考えた再現レシピは、確かに「キャビア」の味風になっていた。
このレシピが紹介されているサイトでは世界三大珍味の再現レシピのほか、『明治北海道十勝スマートチーズ』と合う47都道府県の食べ物の食べ合わせも紹介されていた――ということで、Kが「番外編もやる!」と言って神奈川県の「アイスクリーム」をチョイス。
ちょっと溶けはじめたバニラアイスクリームに、刻んだチーズを混ぜ込み、アレンジにシナモン味のグラハムクラッカーの上にトッピング。
A「テッパンだ」
K「濃厚な味のチーズだから、アイスとの組み合わせだけでも、すごくおいしいよね」
M「アイスにコクが出ている分、こういう風味のあるものと組み合わせると、チーズのおいしさが引き立つね」
K「手に入りやすいものだと、普通のビスケットでサンドしてもいいし、最近よく見かけるココナッツやキャラメルフレーバーのクッキーも合うと思うよ」