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炭酸ブームのアルコール飲料「よりヘルシー志向に」と専門家

 鍋料理が恋しいこの季節になると、目につくのが冬限定のビール類やアルコールの新商品。今年の夏は猛暑や節電の影響もあり、爽快感のある炭酸飲料が好調だったが、秋も引き続き炭酸ブームは継続中だ。

 爽快感を求める傾向はチューハイやカクテルに強く、中心は低アルコールで、すっきりとした味わいの炭酸系だ。ソムリエ、ワインアドバイザー、日本酒利き酒師など各種の資格を持つ、アルコール業界のエキスパート・友田晶子さんはこう話す。

「居酒屋でも生フルーツを使った飲み物が増加しているように、アルコールもヘルシー志向になっています。より安心安全な食材を使い、本物のフルーツに近い味わいや、カロリーオフなど、要求はどんどん高くなってきています」

 例えば『アサヒチューハイ果実の瞬間』は、その名の通り、“果実を食べた瞬間のみずみずしい味わいにこだわった”チューハイブランドで、果実味はしっかり、後味はすっきり。9月には『ポンジュース』でおなじみ、えひめ飲料の“ポン果汁”を30%も加えた『贅沢みかんテイスト』を販売。

 10月には冬季限定の『山形産ラ・フランス』などが登場。サッポロは濃厚ジュースとして不動の人気を誇る不二家ネクターとのコラボ商品『サッポロネクターサワー』を昨年5月から展開。ピーチ、季節限定のマンゴー、ラ・フランスがあるが、いずれも果汁10%と高め。スパークリングなので、果実感はしっかりありつつ、後口はすっきりしている。

「食事の前半に合うタイプが多いので、乾杯用に選ぶのもおすすめです」(友田さん)

※女性セブン2011年11月17日号

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