スマホ隆盛、メールでのコミュニケーションが増える一方で、トラブルも多発している。ビジネス現場の携帯電話やメール使用に詳しいアイ・コミュニケーション代表取締役の平野友朗氏が「ケータイからパソコンにメールを送る際のお作法」をガイドする。
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【1】「あて名」「あいさつ」「社名+名前」を書く
相手があなたの携帯メールアドレスを登録していない可能性は高いので、名乗らないと誰からのメールであるか分からない。相手が上司でも、「○○課長 お疲れ様です。用件は~~です。△△(自分の名前)より」と書こう。
【2】携帯電話からの送信であることを伝える
初めから携帯でメールを作成して送信する場合も、パソコンから携帯電話に転送されたメールに返信する場合でも、文頭に「携帯電話から失礼します」などの一文を入れると丁寧だ。携帯電話の画面では文字がたくさんあるように見えていても、パソコンの画面で見たら意外に少なく、相手に素っ気ない印象を与えることがある。
【3】改行を入れる
携帯メール同士のやりとりとは違って、パソコンメールへ送る場合は、適宜改行を入れる。パソコンの画面で改行がない文章が続くと読みにくく、誤解や確認漏れを引き起こしやすいし、大半の人は読むのにストレスを感じる。
【4】返信先を書く
そのまま携帯に返信をもらいたいのか、通常使用しているパソコンのアドレスあてに送ってほしいのか、希望の返信先を書く。
※週刊ポスト2011年11月18日号