午後5時半過ぎの東京・六本木。あるライブハウスのステージに、岩崎良美(50)が立っていた。丸襟付きの黒のワンピース姿の彼女からは、とめどなく笑顔がこぼれる。時折熱い視線でステージを見つめる人の中に、夫になったばかりのAさん(53)がいた。
「一緒にいて自分らしくいられるし、すごく大事にしてくれる」
良美がライブ前に行った結婚報告会見でそう語った新夫のAさんは、8年前に病気で先立たれた妻がおり、その間に長男(23)と長女(18)がいる。良美によれば、都内の大学病院に勤める医師だという。
「A先生は、論文も多数発表している、産婦人科では有名な医師です。医療事故の特別弁護人を務めたこともあって、講演の依頼も多い。最近は、大学で教えることも少なくありません。多忙な先生ですが、知人の紹介で良美ちゃんと出会ってからは、毎日のようにデートをしていたそうです」(岩崎家の知人)
全22曲約2時間のライブを終えた午後8時過ぎ。Aさんは自分の車の助手席に良美を乗せると、向かった先は良美の実家だった。その表札には『IWASAKI』という名前に並んで、ローマ字でAさんの名字が記されていた。すでにこの場所でふたりは新婚生活を送っているのか。しかし、近所の住民は否定する。
「まだ一緒に暮らしてはいないですよ。ご主人は子供たちと自分のマンションで暮らしているので、互いの家を行ったり来たりという感じですね」
その夜もAさんは、車を良美の実家近くのコインパーキングに止めていた。
※女性セブン2011年11月24日号