松平健(57)と長男・健太くん(5)が暮らす都内のマンションの前には小さな公園がある。ブランコと滑り台があるだけだが、昼は子連れの主婦らでにぎわう。そこで遊ぶ健太くんを少し離れて見守る、40代後半と思われる女性がひとり。松平家のベビーシッターで家政婦のA子さんだ。
松平の妻・友里さん(享年42)が自宅で自殺したのは、昨年11月15日のこと。
シングルファーザーとして奮闘する松平を支えているのが、前出のA子さんだ。彼女は友里さんが亡くなる前から松平家で働いていて、もともと家族からの信頼も厚かった。
「健太くんの幼稚園への送り迎えはもちろん、行事にも参加しています。また、お弁当は松平さんが作るんですが、A子さんは忙しい松平さんのために、健太くんの好きなもので、簡単におかずになるウインナやプチトマトなどの食材を買って冷蔵庫に入れておくそうです」(松平を知る芸能関係者)
松平がA子さんを雇い続けるのは、こうした細かいフォローができるだけではなく、健太くんにとって、大事な存在になっているという理由がある。
「A子さんは、健太くんにとって母親代わりなんです。A子さんに辞められてしまったら、健太くんはまた“母親”を失うことになってしまう。友里さんが亡くなった直後に、松平さんのほうから“ぜひこれからもお願いしたい”と頼んだそうです」(前出・芸能関係者)
ただ、A子さんは、何でもいうことを聞く、いま話題の『家政婦のミタ』(日本テレビ系)とは違い、昔ながらの家政婦のようだ。
「健太くんが手を洗わずにおやつを食べようとすると、おやつを取り上げて、手を洗うまで与えません。返事や挨拶ができないと、こういうときはなんていうの?と諭したりします。叱るべきときには、きちんと叱る。愛情を持って健太くんと接しているんです」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2011年11月24日号