11月7日、突然亡くなった鳴戸親方。好角家で知られ、鳴戸親方と親交のあったテレビキャスターの草野仁氏が鳴戸親方について語る。
「親方は確かに弟子に厳しい師匠でしたが、角界の親方衆には珍しい読書家で、インテリジェンスに溢れる方でもありました。相撲界の古い体質を嘆くことも多く、ご自身なりの前向きな協会改革案もいくつもお持ちのようでした。
稀勢の里が大関に昇進し、親方が理事になれば、協会内部に親方の意見に耳を傾ける状況が生まれるのではないかと期待していただけに残念です。真剣勝負を追求し、八百長を憎んだ親方の思いが無駄になるようなことがあってはならない」
※週刊ポスト2011年11月25日号