1970年代はピンクレディー、1980年代はおニャン子クラブ、1990年代後半からのモーニング娘。、そしてAKB48…。女子ファンも多い女子アイドルグループには、共通点がある? アイドル戦国時代といわれるいま、その“女子モテ力”をアイドル評論家・北川昌弘さんと一緒にCHECKします!
まずは、『ももいろクローバーZ』。リーダーの百田夏菜子のエビぞりジャンプなど、アクロバティックなパフォーマンスが特徴で「ノンストップで歌い続ける彼女たちを見ているだけで感動します」という大人の女性ファンが急増。南海キャンディーズの山里亮太、綾小路翔ら有名人ファンも多い。
「ひとりひとりが全力で頑張っている点と、美少女なのに“そこまでやる!?”ってくらい無茶している点が突出してます。衣装からして奇抜(笑い)」(北川さん)
続いては、全国大規模一般オーディションで、約7000名の中から選ばれた12名からなる『SUPER☆GiRLS』。エイベックスが手がける初のアイドルということでも注目が集まる。モデル活動を行うメンバーもいて、ルックスの高さも女子ウケの理由に。「女の子らしくて上品だから、娘に見せても安心」という声も。
「これまでアーティスト性重視の音楽業界を支えてきたエイベックスが、アイドルブームに勝負を挑んできましたね。よくできた楽曲は、必聴です」(北川さん)
そして、2009年に4人で結成した『スマイレージ』。“日本一スカートが短いアイドル”というコピーで注目を集める。2010年の日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。「娘がはまっていて、私もはまった」(45・専業主婦)と幅広い世代の女性に人気。
「アイドルブームの基礎を築いた「ハロー!プロジェクト」からのフレッシュなユニット。メンバーの入れ替わりなど、いまは過渡期といえそう」(北川さん)
最後に紹介するのは、女優5人で結成された『bump.y』。でこぼこという意味のbump.yという名の通り、個性が際立つ異色ユニット。メンバーの宮武祭と宮武美桜は実の姉妹でもある。「演技はもちろん、歌も本格的に上手。何よりかわいらしい」(37・パート主婦)
「グループからいかにソロで人気者になるかというこれまでのアイドルとは逆パターン。その個性を生かせばさらに大ブレイクする可能性があります」(北川さん)
※女性セブン2011年12月1日号