本誌が前号でスクープした3年越しの不倫密会で「家庭内FA」問題のさ中ながら、予定通り“野球選手として”のFAを宣言し、23日にはファン感謝デーにも顔を出した楽天・岩隈久志。その会見では、何ともビミョーな空気が漂っていた。
「球団から“質問は野球に関することだけ”とクギを刺されてはいましたが、記事が本人も言い訳できないほどの“現行犯”だったため、記者も武士の情けで質問しなかった。星野監督も呆れていましたが……」(楽天担当記者)
“武士の情け”とは笑わせるが、「あれだけネットで騒がれたのに、スポーツ紙が1行も取り上げないのか」という読者の声は多かった。要は「仲良し選手のスキャンダルは書かない」「これから取材ができなくなると困る」という“内輪の事情”による自主規制だった。
※週刊ポスト2011年12月9日号