今年のプロ野球のストーブリーグは海外移籍やFAなどが多く、いつもにまして賑やかな状況になっている。
そんな中、注目されているのが、DeNAが買収した横浜である。引退した工藤公康氏の監督就任要請など話題が多いが、横浜関係者は「日本シリーズを見て自信をつけた」と語る。
「今年の日本シリーズは、中日では第1戦の決勝ホームランを打った小池正晃や投手陣を巧みにリードした谷繁元信、ソフトバンクでは第3戦で反撃の2ランを打った多村仁志、最終戦で決定的なタイムリーを放った内川聖一と、いずれも横浜から移籍した選手が活躍した。チームはどうしようもなく弱いけど、育成は一流ということが証明された。白井一幸二軍監督は若手の成長を見て、“もう少しで天下を取れるチームになる”と豪語しています」
※週刊ポスト2011年12月9日号