11月27日投開票の府知事と市長の大阪W選挙の市長選で大阪維新の会が圧勝し、新大阪市長となった橋下徹氏(42)。彼を支えたのが、妻・典子さん(41)と7人の子供たちだった。
大阪の高校の同級生だった橋下氏と典子さんは、高校卒業後、交際を始める。
神戸の大学へ進学した典子さんに対して、橋下氏は一浪の末、早稲田大学に入学する。橋下氏は進学のために上京するのだが、驚いたことに典子さんも彼と離れたくないと神戸の大学に籍を残しながら上京、同棲生活をスタートさせた。
ふたりの住まいとなったのは、風呂もトイレもついていない6畳一間の古いアパート。家具といえば勉強机がひとつあっただけだったという。そこで橋下氏は弁護士を目指して勉強に励んだ。
「当然、典子さんの両親は同棲には反対だったんですが、彼女は勘当されても構わないと駆け落ち同然で橋下さんと一緒に暮らし、支えていくことを選んだんです。司法試験の勉強に打ち込んでいた彼を、典子さんがアルバイトをして支えていました」(同級生)
典子さんの支えもあって、橋下氏は1994年、在学中に司法試験に合格した。反対していた典子さんの両親もようやく橋下氏を認め、翌1995年10月にふたりは結婚した。
その後、橋下氏は大阪に戻り、示談交渉を得意とする弁護士として実績を上げ、2003年からは『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演、タレント弁護士として全国に名を馳せるようになった。
下積み時代を支えてきた典子さんにとって、夫の活躍はわがことのように嬉しかったようで、周囲にこんなことを話していたという。
「最近、テレビやラジオに出られるようになったんよ」
当時の年収は3億円に達するともいわれ、6畳のアパートから出発したふたりは、大阪近郊の高級マンションの最上階、いわゆる“億ション”に住むようになった。
ふたりは子宝にも恵まれた。現在、下は4才から上は中学3年生まで、7人の子供がいる。仕事で多忙な夫の代わりに、典子さんが子供たちに厳しく接することもあった。
「子供が悪さをしていたら、人目も気にせずに大きな声で叱る。ビンタすることも日常茶飯事のようです。そして叱られた理由を子供が納得するまで、辛抱強く説明するんです」(橋下家の知人)
※女性セブン2011年12月15日号