北海道を代表する土産『白い恋人』。これとそっくりの『面白い恋人』が大阪で発売されたのは昨年7月のこと。製造・販売するのが吉本興業の子会社とあって、笑えるネーミングで売れ行きも上々だった。
ところが先月28日、『白い恋人』側が商標権の侵害として販売の差し止めを求める訴えを起こした。本家本元にしてみれば“笑えないシャレ”だったというわけだ。
双方の主張はさておき、年間約72億円の売上高を誇る人気の『白い恋人』には“そっくりさん”が多い。本家の『白い恋人』は、1976年販売開始で、24枚入り1480円。キメの細かいクッキーの食感が特徴で、ホワイトチョコやミルクチョコを挟むが、その他の商品はどんなものか。
ここでは、4つの商品を紹介しよう。
■大阪『面白い恋人』
2010年販売開始。16枚入り1050円。JR新大阪駅の「大阪の土産物ランキング」2位に輝く。吉本興業の子会社・よしもと倶楽部が販売。
■東京『白いお台場』
2005年販売開始。21枚入り1050円。口溶けのよいヨーグルト風味のホワイトチョコレートを香ばしいアーモンドの入ったクッキーでサンド。
■福岡『赤い恋人』
1本150gの魚肉ソーセージ形の明太こんにゃく3本入り1260円。社長がテレビ出演して、ヒット商品とは無関係といっている。
■大阪『大阪の恋人』
2010年販売開始。12枚入り650円。新大阪駅や伊丹空港、関西空港の土産店で販売されている。姉妹品に『京都の恋人』『神戸元町の恋人』などがある。
※週刊ポスト2011年12月16日号