師走になり、そろそろ年賀状の準備を開始する時期になったが、最近では「あけおめメール」とも呼ばれるメール年賀を送る方も多いのでは。しかし、「失礼にあたらないか…」などと一瞬考えてしまうのもメール年賀の特徴。
そこで、人財育成トレーナーで『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣』(祥伝社刊)などの著書がある美月あきこさんにメール年賀のマナーについて聞いてみた。
「最近はメールで年賀状を送る人が増えています。気軽に送れるため仲間内ではOKですが、手書きのはがき年賀状が基本」(美月さん、以下「 」内同)
いくらインターネットや携帯電話が普及しようとも「はがき」が大人のたしなみのようだ。そして、美月さんはさらに注意すべき点を挙げる。
「どうしてもメールで送る場合、仕事先などには携帯ではなくパソコンメールで送りましょう。忘れがちなのが、携帯メールの送受信に通信料がかかること(携帯の加入タイプによる)。写真などの添付 ファイルはできるだけ軽くして、受け手に迷惑をかけないように注意を。また、一斉送信はNG。特にCCは他の人のアドレスを公表してしまうので厳禁です」
美月さんによると、年賀メールを送って良い相手は、普段メールで親しくやり取りをしている人までで、親戚、上司などははがきがやはり基本のようだ。
そして、送る日時についてだが、「大晦日は通信が集中するため、通信制限がかかることも。サーバーが混雑する年越しを避け、元旦の昼から夕方までに届くように」とアドバイスする。
デコメやグリーティングカードを送ることの可否については「相手が普段のメールでも使用している場合はOKだが、カジュアルすぎないよう注意。特に、サーバーが混雑する年末年始は送受信のタイミングがずれるため、 思わぬ深夜に届くなど、受け取り手に迷惑がかかることも。音楽付きのグリーティングカードは、ごく親しい仲間だけに留めて」とのこと。
※女性セブン12月15日号