R40主婦ともなると育児や家事に追われて、なかなかときめく体験などできないもの。でも、だからこそ思いがけないふとした瞬間に、ときめきの感情がやってくる…。今回、ときめきストーリーを紹介するのは石川県在住の主婦Yさん(42)。ときめきのお相手は、歯医者さんです。
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先日、奥歯に鋭い痛みが走ったので、近所で評判だという歯科医に行ってきました。でも、中にはいってビックリ! 噂通りすごい人気で、メチャクチャ込んでいたんです。待ち時間はなんと2時間! ウンザリして、「次は絶対違う歯医者に行こう」と思っていたら、名前が呼ばれて私の番に。
「どうしました?」という先生は、思ったより若くて、30代半ばくらい。大きなマスクをしていて目元しか見えないんだけど、きれいに整えられた眉毛と、二重の大きな目がイケメンを想像させて、ちょっとドキッ…。口を大きく開けるのも恥ずかしかったんだけど、「奥歯が痛くて」って、おずおずと口を開けたら、「ああ、これは痛かったでしょう。よく我慢しましたね」って。虫歯を放っておいて、怒られるのかと思っていたのに、逆に労わってもらっちゃった。あ~、先生のこの優しさが、人気の秘密なのね、なんて。
でも、治療はやっぱり痛かった…(涙)。先生が「ここ痛い?もう少しの辛抱ですよ」なんて声をかけてくれるから、何とかがんばったけど…。
最後にうがいをして、もう一度口を開けたら先生が、指でスッと唇の裏をやさしくなでてくれたの。ビックリしていたら、目だけでほほ笑んだ先生が「失礼、削りカスがついていたので」ですって! 男の人に唇に触れられる経験ってなくて、ドキドキ~。
しかも、治療するときの顔が近いのよね~。彼に治療してもらえるなら、「今日の“プレイ”もすごかった」な~んて思いながら、痛いのも我慢できちゃいそう(笑い)。もちろん、いまも医院を変えることなく通っています。
※女性セブン2011年12月22日号