ビジネス

金融ブロガー 「2択で勝率50%以上になる」投資ノウハウを語る

 ここ数年、様々なジャンルで“ブロガー”出身の有識者が増えている。ここでいうブロガーとは、自身のブログで継続的に意見を述べる人たちのこと。ファッションや映画といったエンターテイメントだけでなく、政治・経済といった硬派な分野でもブロガーの活躍が目立つ。

 その中でも金融分野では、ブロガー出身のカリスマトレーダーが多い。もともと専門家ではなくても、自分のお金で投資をして利益を上げているという実績があれば、そのノウハウは他人にも大いに参考になるからだ。そうした投資関係のブログには、1万人規模の読者がいることも珍しくなく、ベストセラーとなった著書がある人も多い。

 そんな金融ブロガーたちの間で最近話題となっているのは、2010年から登場した「バイナリーオプション」だ。バイナリーオプションとは、FX同様、円やドルなどの外貨を投資対象とし、一定期間内にどの水準まで上昇あるいは下落するかを予想する、新しい金融商品である。

 証券会社やFX会社など数社からいろいろな仕様のバイナリーオプションが提供されているが、最もユーザーが多いのが、GMOクリック証券の『外為オプション』だという。

 その理由をある金融ブロガーに聞いてみたところ、「外為オプションは、10分後の為替相場が、『円高』か『円安』か、どちらになっているのかを予想するだけでOKなんです。また、予想が当たれば投資金額が2倍になり、外れれば投資金額分が損失となる点も、わかりやすい。非常にシンプルな仕組みが人気の秘密でしょう」と説明する。

 またFXに関するノウハウでファンが多い別のブロガーは、“外為オプションの可能性”について、次のように語る。
「外為オプションの予想は2つの選択肢から1つを選ぶだけなので、基本的な勝率はほぼ50%。しかし為替のチャートを分析するなど、テクニカル分析面のノウハウを加えれば勝率を50%以上にしやすいと考えられています」

 勝率を上げるノウハウとして考えられるのが、複数のチャートを組み合わせることだという。例えば、為替チャートにおいて、「1時間足」「30分足」「1分足」という異なった時間軸で表示されるチャートを同時にチェックして、すべてが同じトレンド(円高トレンドor円安トレンド)にあるときにトレードをする、といった手法だ。

「10分という短時間で決着がつく外為オプションは、トレンドを見極めることがなによりも重要。そのために、時間軸の異なる複数のチャートを同時にチェックするのはかなり有効でしょう」(前出のFXブロガー)

 トレンドを示す指標には、他にも「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」といったものがあり、そうしたテクニカル分析の中にも、外為オプションで威力を発揮する指標があると考えられている。

「外為オプションはまだ新しい商品だけに、それほど確立したノウハウはありません。しかし、それを見つけることも楽しみになっています」(前出のFXブロガー)

関連記事

トピックス

中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン