「いまは彼が唯一の家族。この前、彼に“ずっとぼくと一緒にいるけど、どんなときが楽しい?”って聞いたら“散歩のときの信号待ち”っていってました」
今年、「生誕50周年」と称して、舞台3作、映画1作と精力的に仕事に励む三谷幸喜(50)は最近のインタビューでこう語っていた。5月に小林聡美(46)との16年に及ぶ結婚生活に終止符を打った三谷。唯一の家族である“彼”とは、ラブラドール・レトリーバーの「とび」のことだ。
子供がいなかったふたりの間には、いつも子供のような“家族”がいた。結婚当初、小林が連れてきたアメリカンショートヘアの「おとっつぁん」と、縞模様のオシキャット「オシマンベ」という“小姑みたいな”2匹の愛猫。そして2000年夏にやって来た「とび」。
そのとびが2002年、散歩中の草むらで見つけた捨て猫の「ホイ」。さらに、昨年、小林が知人から譲り受けたミックス猫の「ペーパー」だ。しかし、おとっつぁんとオシマンベが亡くなった直後、夫妻は離婚を決意。三谷はとびとそのまま家に残り、小林はホイとペーパーを連れて出て行った。
しかし、それから7か月。三谷の自宅近くの公園や商店街では、離婚前と変わらず、小林ととびが散歩をしている姿が目撃されていた。さらに、小林が新居として購入したマンションは、三谷の自宅から徒歩5分ほどの場所にあった。小林の知人はこう話す。
「とびは三谷さんが引き取りましたが、小林さんにとっても子供同然。車が苦手なため、遠くまでは移動できないとびにいつでも会えるようにと、小林さんは三谷さんのすぐ近くに新居を構えたんです」
※女性セブン2011年12月22日号