デイトレーダーの先駆けとして、独自の投資手法を確立、ハンドルネーム「LOVEWSHIKY」の名で投資家に絶大な人気を誇る、ファイトレードコーポレーション代表取締役・石橋明佳氏がいま注目している銘柄は、「住友商事」(東証1部・8053)だという。
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長らく下落基調が続いてきた大手総合商社株に見直し買いが入り、戻し歩調が鮮明になってきている。とりわけ株価が軽快な戻しを見せ、今後も上昇期待が高いと思われるのが住友商事だ。
チャート的には、上昇トレンドに転換したばかりとはいえ、既に週足では2月高値から引いた上昇トレンドラインを突破してきており、今後も上値を追う良好な値動きが予想される。
2011年9月中間期連結純利益は、従来予想の1350億円を上回る1514億9500万円(前年同期比35.6%増)と大幅増益を達成。さらに、中間決算発表時点で、通期連結純利益予想を従来の2200億円から2500億円へと上方修正しており、業績面でも不安はない。資源高の追い風を受け、ボリビア銀・亜鉛・鉛事業が好調に推移した資源・化学品事業部門をはじめ、各中核事業が今後も底堅く推移すると思われる。
PER(株価収益率)5倍台、PBR(株価純資産倍率)は1倍割れの0.8倍台と、このセクターにしてはかなり割安で、買い安心感もあるだろう。
※マネーポスト2012年新春号