42年間にわたって親しまれてきた時代劇『水戸黄門』(TBS系)が12月19日ついに最終回を迎える。1998年の第27部からチーフプロデューサーを務める中尾幸男さんは、番組の終了について無念そうに語る。
「最終回が発表されると、中高年だけでなく若い世代からも『やめないで』コールが起こりました。私の力不足で申し訳ないですが、どんな長寿番組にも終わりはあります。
時代劇のレギュラー番組がなくなるのは残念です。時代劇の衣装や髪結いの技術、わらじ、笠などの小道具には日本文化の職人芸が凝縮されています。それらが失われることを危惧します」
1227回目となる最終回の2時間で「世直しの旅」は終わるが、私たちの心には黄門さまのメッセージが残り続けるはずだ。
※女性セブン2011年12月22日号