芸能

実写版ジャイアン演じる小川直也 小学生あだ名もジャイアン

国民的マンガ『ドラえもん』がトヨタのCMで実写化された。30才になったのび太たちの日常を、トヨタ車と絡めてシュールに描く。

「さまざまな夢を叶えてきたドラえもんのように、“トヨタがドラえもんになって日本人の夢を叶える”というコンセプトで制作しました」(制作スタッフ)。

CM では未来ののび太たちが斬新な形で描かれ、ドラえもん役には映画『レオン』でおなじみの仏俳優、ジャン・レノを起用。「日本人だとその人のイメージが強くなってしまう。よりニュートラルで日本人にも人気者ということで、ジャン・レノさんにお願いしました」(同前)。

のび太役には妻夫木聡(30)を起用。

「のび太役に選んでいただいて、すごくうれしくて。髪を切れといわれたら切ります!というくらい。子供のころの思いを全部のせて演じました」(妻夫木)

撮影中、車内でジャイアン役の小川と親睦を深めた妻夫木。車から降りるシーンでは、ドアが開いた瞬間、勢いあまって地べたに這いつくばるというアドリブも。

ドラえもん役のジャン・レノ(63)は「どら焼きは初体験ですが…面白い味ですね」とコメント。ドラえもんのことは以前から知っていたという。撮影ではローマ字で書かれた「demo nobita
kun menkyo naijan」のカンペを何度も読み、セリフを頭にたたき込んでいたそう。OKが出てからも、「もっとできるはず!」と俳優魂を見せた。

しずか役の水川あさみ(28)は「うれしいと同時にプレッシャーがすごかったですが、子供のころとは違う成長した30才のしずかちゃんを、話し方含めてかなり研究しましたね」と語る。

妻夫木との共演シーンの撮影では、しずかちゃんの声色で「のび太さ~ん!」とあいさつしていたという水川。スネ夫の髪形を見て、笑いが止まらなくなったそう。

スネ夫役には山下智久(26)。

「撮るカットに合わせてひさしが移動したのに驚きました(笑い)。お芝居では、やっぱりのび太に対して嫌なやつであることがいちばんということを意識しました」(山下)

特徴的な前髪形ひさし部分は特注品のつけ毛。原作同様、どこから見ても同じに見えるよう角度を一定に保つため、シーンによって前髪の向きも左右に変えている。

ジャイアン役は、小川直也(43)が起用された。

「実は小学生のときにクラスメートから“ジャイアン”って呼ばれていました(笑い)。体も大きかったし、今回の撮影では地が出た感じです」(小川)

CDを出したこともあるほど、実際は歌が上手な小川。「うまく歌っちゃいけないんですよね」と、本番の直前までジャイアンの破壊的な歌声を繰り返し練習していた。立ち入り禁止の空き地や大人仕様ののび太の部屋など、未来感も充実。今後の展開にも注目!

※女性セブン2011年12月22日号

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