知り合って3年になるというA子さんと車内で熱いキスを交わし、深夜のゴルフ練習場では後ろから密着してラブラブのレッスン。週刊ポスト12月2日号で報じた岩隈久志の不倫スクープ。
この記事が発売後に本誌の予想し得ない展開になったことにも触れておこう。
岩隈や楽天球団に気を遣ったのか、スポーツマスコミが本誌記事を“黙殺”する中で、「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)が、本誌記事を「大スクープ」として紹介。が、その紹介の仕方が想定外の騒動を招いてしまった。
同番組では「岩隈の不倫相手は義理の妹」と断定調で伝えたために、ネット上で「不倫自体も問題だが、いくらなんでも親族に手を出すなんてとんでもない!!」と岩隈に対する批判が燃え上がったのだ。
確かに、本誌記者がまどか夫人に直撃して写真を見せた際に、夫人が「(私の)義理の妹です」と答えたのは事実。同番組ではそのやりとりをストレートに受け止めてしまったようだが、結論をいえば「A子さん=義理の妹」ではない(はず)。ミヤネ屋さん、ちゃんと読み取ってください。
本誌が夫人に確認してもらった写真は、「キスの瞬間」を写したものではなく、A子さんが助手席に座っていたり、ゴルフ練習場の駐車場でバッグを車に積み込んでいたりと、“衝撃度の低い場面”のもの。そこで夫人は機転を利かせて、「これは親族です」といえば、本誌記者が「あァ、不倫ではないのか」と諦めると思ったようだ。
記事ではそうしたやりとりも載せた上で、〈“賢妻の配慮”が感じられた〉と書き、本誌も関係者の取材を通じて、A子さんが「義理の妹」でないことは確認している。だが、一人歩きしてしまった情報までは止めようがなかった。
もちろん、岩隈本人が「キスした女性は、義理の妹ではありません」と説明すれば、あらぬ疑惑は晴れるはずだが、そうすると今度は自らの口で不倫を認めることになってしまう。だから、本誌前号で紹介したように、親しいタレントのハイヒール・モモコに「女性に抱きつかれた」という苦しすぎる言い訳をしたのかもしれない。
岩隈が着せられた汚名を晴らす義務は本誌にはないが、やはり読者には正確な情報をお届けしたい。
岩隈サンは不倫はしましたが、親族に手を出すようなひどい男ではありません。これで晴れ晴れとした気持ちでメジャー移籍できる、かな?
※週刊ポスト2011年12月23日号