12月9日に相次ぐ失言で一川保夫・防衛相が問責決議された。一川氏以外にも民主党政権では失言、妄言、暴言が繰り返された。
民主党政権では失言ばかりか官僚の振り付け、シナリオ通りに動くパペット大臣の多さにもうんざりする。
その象徴が口だけ達者な蓮舫・行政刷新相だろう。もういい加減、国民も気付いているが、彼女が一躍、人気者になった「事業仕分け」は、最初から財務省の仕掛けだった。
「どんな項目を対象にするかは主計局がすべて決めてきた。要は、毎年の各省との予算折衝を公開で政治家にやらせただけ。レンホウちゃんはうまく演じたよ」
ある財務官僚は、そういって笑いをこらえきれない顔をした。最近では調子に乗って仕分け対象に「年金」まで入れ、「払いすぎだから引き下げましょう」と結論づけるやりたい放題で、さすがに正体はバレバレ。
自分の言葉で語らないから、レンホウちゃんはすぐにボロを出す。
「2位じゃダメなんですか?」で有名になったスパコン「京」が世界一になると、「関係者の努力に心から敬意を表したい」と平気でいい、スポーツ振興予算をごっそり削ったことも忘れて「なでしこ優勝すごい!」とツイートして、ネットが炎上した。
「はやぶさ」の予算も削られたが、なんと「仕分け結果は何が何でも守るべきではない」と、自分の仕事まで否定して恥じない。
それでいて、官僚が二人羽織をしてくれない節電大臣に任命されると、「初めてのことなので」(3月14日に計画停電で大混乱が起きたことに対して)と、無能をさらした。
※週刊ポスト2011年12月23日号