本誌・女性セブンの人気連載者で流通ジャーナリストの金子哲雄さんが前回の本誌で気になるページを紹介する当コーナー。今回気になったのは「続々登場 新顔コンビニおでん」という記事だったようです。以下、金子さんが冬の定番メニュー・“おでん”を解説します。
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最近のコンビニは、主婦層の取り込みを重要戦略としています。スーパーの帰りに立ち寄ってほしいと考えていて、その“引きつけ商材”がおでんです。今後も主婦の心をつかむ具の開発に、各社しのぎを削るでしょう。
ぼくはこの記事を読んで、あらためてコンビニおでんの王道はセブン-イレブンだと認識しました。他のチェーンが取材に答えて新規に「チョイ足し」した変わりだねを出しているなか、セブン-イレブンは大根、ちくわ、たまごの定番御三家をさらによくしたものを堂々と出している。コンビニ王者ぶりを感じました。
記事で紹介されているトマトソースなどの「チョイ足しおでんタレ」が新調味料として製品化されるかもしれませんね。調味料で味のバリエーションを増やす“チョイ足しトレンド”が続いてますから。
あと「おでん研究家」という人からつゆや韓国・台湾のおでん事情についてコメントしてもらっていました。「おでん研究家」を知っているセブンのネットワークの懐の深さに感心するとともに、このかたは夏場は何をされているのかも気になりました。
※女性セブン2012年1月1日号