10年ぶりの出場となる紅白歌合戦で、娘・神田沙也加(25)と母娘共演を果たす松田聖子(49)。2011年紅白の大きな目玉のひとつだが、その姿を誰よりも喜んでいるのが、聖子の母・一子さん(79)だ。
芸能界入り当初から、聖子を支え続けてきた一子さん。デビュー4年目には聖子の身の回りの世話のために郷里・福岡から上京し、一緒に暮らしながら彼女を見守ってきた。
そんな最愛の母が体調を崩してしまったのが1993年のこと。心労と疲労が重なって肝臓を悪くしてしまったのだ。何度も入退院を繰り返し、2001年には緊急入院するほどだったという。
しかし、一子さんの体調は次第に回復していき、2011年夏には、聖子が一子さんの手を引きながら散歩する姿が報じられた。母娘は一緒に暮らし、娘は母の面倒をみている、そう思われていた。だが実際は、一つ屋根の下では暮らしていなかった。とある芸能関係者がいう。
「一子さんは2010年の春に聖子さんの自宅から徒歩数分の距離にある一戸建てに引っ越したんです。そこには聖子さんのお兄さんがたびたび来てお世話されてるみたいですよ」
なぜ娘との家を出て、近くの一戸建てで暮らしているのか。それには、2005年6月に交際が発覚したチーフマネジャー・A氏(39)の存在があるという。
「一子さんはA氏との交際に反対しているんです。2度のつらい離婚をした娘に、これ以上悲しい思いをさせたくないという思いがあるのでしょう」(前出・関係者)
聖子と一子さんはこのことを話し合ったようだが、聖子は譲らなかったという。
「家にはいつもA氏がいて、お互い気まずくなっていったんでしょう。一子さんは別々に暮らす選択をしたんです。今回、娘と孫が大晦日のステージに立つというのは、一子さんにとってこの上ない喜びでしょう。でも一子さんは、娘の涙はもう見たくない、本当の幸せをつかんでほしいと願い続けているんです。それが最後の心残りともいっているようですね」(前出・関係者)
※女性セブン2012年1月5・12日号