12月21日未明、ブログで妊娠と結婚を発表した加護亜依(23)。お相手は以前より交際をしていた実業家のA氏(44)だ。
かつて本誌に「好きになるのは年上ばかり」と告白していたとおり、実際加護が恋に落ちるのは、A氏をはじめ、みんな経済的にも余裕があるひと回り以上年が離れた男性ばかり。そんな加護の恋愛観には、彼女の生い立ちが深くかかわっている。
わずか12才で芸能界デビューし、モー娘。として一気にトップアイドルへと駆け上がった加護。と同時に、莫大な借金がある一家の生活を一身に背負うことになった。デビュー2年目には、高額納税者となり、1234万円を納税した。当時の推定年収は4000万円あまり。一般家庭の暮らしを支えるには充分すぎるほどの収入だったが、これでも足りなかったという。事情を知る芸能関係者はこう話す。
「最初の喫煙事件直前には、亜依ちゃんの実家には数万円しか残っていなかったそうです。解雇後は、子育てと主婦業に専念する母親に代わって、3人の弟・妹の学費、生活費、さらに体の弱い弟のリハビリ費用など、すべて亜依ちゃんが背負わなきゃいけなかった。一度トラブルを起こしたアイドルが芸能界で以前のように活躍することはできませんから、金銭面でサポートしてくれる男性の力を借りるしかなかったんでしょうね。結果、若い彼女が“大人の事情”に巻きこまれてきたんです」
元モー娘。メンバーは、加護が表舞台から姿を消した後、同期で同学年の辻希美(24)のほか、飯田圭織(30)が25才で、藤本美貴(26)が24才で、さらに2011年5月には矢口真里(28)が続々と結婚した。
「あのとき、あのたばこ1本吸わなければ…」
そんな後悔の念は、ずっと加護につきまとっていたことだろう。解雇から4年9か月。いま彼女は、ようやくあの頃の笑顔を取り戻した。
※女性セブン2012年1月5・12日号