約120万枚を売り上げたAKB48の最新シングル『上からマリコ』。この曲で初めてセンターを務めるのは、9月に行われた「じゃんけん選抜大会」で優勝した篠田麻里子(25)。彼女はメンバーやファンからも“マリコ様”と呼ばれ、他のメンバーとは一線を画した存在のように見えるのだが…。
そもそも彼女が“様”とか“上から”なんていわれる理由とは一体? AKB48を初期のころから取材しているアイドル情報総合サイト『スクランブルエッグ』の岡田隆志編集長はこう説明する。
「AKB48はライブで自己紹介するんですけど、彼女のキャッチフレーズは“魅惑のポーカーフェイス”なんです。だからか、昔はちょっとツンツンしているとか、怖いというイメージがあったんですよ。それと身長も168cmと小柄な子が多いAKB48の中では存在感充分ですし、最年長ですから、尊敬の意味も込めて“マリコ様”と呼ばれるようになったんです」
そんな篠田だが、実は苦労人なんだという。
「篠田さんは初期メンバーオーディションの応募に間に合わず、秋葉原のAKB劇場に併設されているカフェのアルバイトスタッフとして働いていたんです。そんな彼女を見つけたファンたちの間で“かわいい”と話題になって、急きょ秋元康さんに見いだされたんです。しかも、4日間で12曲の振り付けをすべて覚えるという過酷な条件を克服して見事メンバー入りしました。だから彼女は1.5期生と呼ばれているんですよ」(前出・岡田編集長)
その後は絶対的エースである前田敦子(20)や大島優子(23)らとともにAKB48には欠かせない中心メンバーとなり、選抜総選挙でも3位→3位→4位と常に上位をキープ。ソロでも、モデルに女優にバラエティーとグループを超えた活躍を見せている。
「ソロ活動が多い彼女ですけど、本当はAKB48を誰よりも大切にしていて、年下メンバーには優しいお姉さん的存在なんです。10才以上も年の離れたSKE48の松井珠理奈さん(14)なんかは、本当に慕っていますよ」(前出・岡田編集長)
ホントは“ドM”と公言するマリコ様だけど、“上から”のほうがしっくりくるのは、誰よりも高いところからAKB48を見守っているからなのかも!?
※女性セブン2012年1月5・12日号