タレント、眞鍋かをりによるマネートーク「眞鍋流」。今回はIGマーケッツ証券の博多一恭会長にCFD(差金決済契約)やバイナリーオプション(一定時間後の為替レートなどを予測する商品)について聞いた。
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今回お邪魔したIGマーケッツ証券さんの親会社は、CFDの老舗、イギリスのIGグループ。なんと、時価総額2000億円超。さらに、2年連続でCFDの世界No.1を獲得しているんですって。そんな超エリートの血筋を受け継ぐIGマーケッツ証券さんでは、日本のCFDマーケットの現状、そしてこれからを教えていただくことができました。あ、それから私も大注目している「バイナリーオプション」についてもお伺いしてきましたよ(眞鍋)。
眞鍋:CFDなどの取引で、いま問題になっているギリシャ危機の影響はありますか?
博多:いま、世界が注目している問題は二つ。一つはヨーロッパ経済がどうなるかということと、もう一つはアメリカの経済回復がどのくらいのスピードでいくか、ということ。したがって、いまはアメリカの平均株価指数を表す「ダウ」と、ヨーロッパの中心であるドイツの平均株価指数を表す「ダックス」にここ2か月でものすごい注目が集められています。
眞鍋:へ~。CFDやってると、世界の話題の中心がわかりますね。
博多:その通りです。「ユーロ」という体制が本当に続くのか、というところにまでなってきていますからね。ユーロをサポートするためにはフランスおよびドイツが大量の資金を出さなければならない。すると国としての資金が足りなくなるのではないか、そうなると増税をし、企業の業績が悪化するのではないか……、とか色々推測ができるんですね。もしかしたら我々は、歴史的な変化の時に直面しているのかもしれませんよ。
眞鍋:そうですね。新聞を読んでいるよりも「世界は動いてるんだぜ!」っていうのを体感できる気がする。そんなふうに世界全体を見るようなCFDとは真逆の、超シンプルな「バイナリーオプション」も、御社の人気商品なんですよね。そのギャップがおもしろい。
博多:バイナリーオプションも、我々が日本で初めてご提供させていただいた金融商品なんですよ。
眞鍋:えー! そうなんですか!?私実は興味があって。
博多:シンプルですよね。現在米ドル/円が76円50銭だとして、数時間後、その価格より上がっているか下がっているか、それを予想するだけですから。
眞鍋:ステキです(笑)
博多:例えば3万円でやっても、相場が思ったとおりの方向に動けば利益がでますし、もし違うほうに相場が動いても損は3万円です。はじめから損失を限定して取引しているようなものですからね。
眞鍋:そうか、安心といえば安心ですね。色々な要素があって、最近日本のマーケットは伸びていかないんじゃないかな~なんて思いがちですけど、そんなときでもバイナリーオプションならガンガン取引できますね。
博多:そうですね。しかし、最近は円高がいきすぎているといわれていますが、ユーロや米国経済の動向を見ていると、まだまだ予断を許さないですし、円高といっても日本のデフレ状態から見たら80円はまだ円高じゃない、という声もあります。そういう意味では世界全体が大きなチャレンジのときですね。
眞鍋:日本の市場が冷え切っていかないようにしないと。IGマーケッツ証券さん頼みですね。
博多:バイナリーオプションに限らず、投資家の方々があらゆる場面で収益を狙えるような、よりわかりやすい商品やサービスを今後も提供していきたいと思っています。また個人の資産は自己責任で守っていかないといけないわけですから、そのお役に立てるよう努めてまいります。
※マネーポスト2012年新春号