運気を扱うプロの占い師は、人を指南するだけでなく自らも開運法を実践している。では、行列ができる運のいい占い師の開運術とはどのようなものだろうか。そこで、個人の運気の流れと住まいの風水をあわせもった「風水鑑定カウンセリング」「風水セミナー」などを行う人気占い師・優春翠さんに、運気を上げる方法を聞いた。
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金運が悪いというお宅に風水鑑定にお邪魔すると、「水の流れが滞っている」という共通項が浮かび上がります。
郊外の古いお宅なら、古い井戸を使わないまま放置しているケース。都会の家でも、トイレがふたつ以上あって、子供が独立後、2階のトイレはまったく使っていないというお宅はよくあります。
東洋占術ではこれらを止まった水、すなわち止水と呼び、運気を下げるものとします。なぜなら、財を運んでくるのは水だからです。
農耕社会だった古代中国では、水の流れがいい場所に住んでいた人が作物を流通させて財を得ていました。その名残で、現在の香港や台湾、シンガポールなど風水の盛んな地では、人工的に水の流れを作ることで金運を上げようとしています。
普段使っていないトイレも、ときどきは掃除して水を流し、使っていない蛇口は、たまにタオルを洗うなど水を流しましょう。極端な例では、男性にまったく縁がないという独身女性が、外食やテイクアウトで済ませ、水道水自体を使っていないという例がありました。これでは金運にマイナスなだけでなく、豊かな人間関係は築けません。
※女性セブン2012年1月5・12日号