「実は厳しいトレーニングはしていません。太らないメカニズムを知って生活するだけで、体は自然とやせていくんです」と語るのは、2012ミス・ユニバース・ジャパンを指導するアスレチック・トレーナーの金塚陽一さん。ひたすらゆるくて楽チンな方法でみるみる変われるという金塚陽一式ダイエットの食べ方に関するメソッドを紹介しよう。
「ダイエットを決意したとき、いちばん手をつけやすそうでハードルが高いのが、食事。食事の量を極端に抑えたり、まずいダイエット食を食べたりするのは、絶対続きません。食べすぎはいけないけれど、やせたいならば、3食食べることが大切。ただし腸にいい食事のとり方を心がけて」と金塚さん。
なんと、腸内の残留物は少ない人で3kg、多い人で15kgもあるのだとか! 腸内環境が悪いと便秘太りだけでなく、血がドロドロになり代謝が悪化。内臓脂肪が蓄積され、ダイエットの邪魔になるだけでなく、肌荒れの原因にも。
「腸内環境も、自律神経のバランスに影響を受けています。入浴などで自律神経のバランスを整えると同時に、腸を直接動かし、排泄させるため、水をしっかり飲むことから始めてください」(金塚さん)
糖分が含まれるジュースやカフェインが含まれるお茶ではなく、ミネラルが豊富に含まれる水がおすすめ。そして、自分がおいしいと思える水を常温でゆっくり飲むのが◎。
その他にも、簡単にプラスできる食べ方の知恵を金塚さんが教えてくれた。
1日3食食べるのには理由があり、栄養を摂取するためではなく、目的は腸を動かすため。腸を動かすには、何かを食べたり飲んだりして刺激するしかない。食事を摂るのが難しければ水だけでも飲もう。
脂っこいものを食べるときは“酢水”をプラスするといいそう。“酢”(米酢か黒酢が◎)体内で余分な脂をうまく分解してくれる。ラーメンなど脂っこい食事に直接酢をかけるのはもちろん、食事の前に酢を2~3滴入れた水を飲むのもおすすめ。
また、水を飲むなら白湯がオススメ。血液循環のために必要な水分補給は、体温に近い白湯か常温で少しずつ摂取するのがベターだ。冷たい水だと吸収されず、そのまま尿として排出されてしまうのだ。
※女性セブン2012年1月5・12日号