大阪市内で飲食店を経営するA子さん(32)との間に3才の娘がいたことが明らかになったフリーキャスターの宮根誠司(48)。B子さん(40)という妻がいたにもかからわず、A子さんとの不倫関係を続け、その結果A子さんが妊娠したわけだが、妻にこの事実をどう告げたらいいのか、宮根は悩みに悩んだという。
宮根がA子さんの妊娠を知ったとき、宮根とB子さんはまだ結婚から1年も経っておらず、当時はふたりの間に子供もいなかった。宮根は、この件で夫婦生活が崩壊する覚悟もしたという。
女性セブンの取材に対し、当時の苦悩を語った宮根。インタビュー中、その口調は、あのテレビの軽妙さからは想像もできないほど弱々しかった。
「嫁さんに子供ができるのを伝えるまで、1か月ぐらい悩みましたね…。このときは結婚してまだ1年ほどで、妻との間に子供もできていませんでしたしね…。そういうの女の人が、どう思うか考えたら…。
正直、お酒に逃げてしまったりもしました。仕事が終わって、家に帰らず朝まで飲んで、そのまま仕事行ってという日もありました。でも、どこかでいわないと、もう、どうしようもないし…。
それでまぁ、ある晩、家に帰って正直にA子さんとの経緯を話し、『子供ができるんだ。申し訳ない』と意を決していいました。ええ、そうですねぇ、離婚といわれるのも覚悟の上でした。
けれども、そのときの嫁さんは泣くことも怒鳴ることもなく、ただただ沈黙を続けてね…。こっちは、もうどやされると思ってましたけど、きっと彼女の中で、いろいろと気持ちの整理をつけていたんでしょうね。そこまで追い込んでしまったのはぼくの不徳の致すところだけに、そんな妻の姿は一生忘れられないと思います。
そして1時間ぐらい経って、かみさんは静かに、『(子供を中絶しなかったのは、)それはとりあえず正解や。あとはあなたのできる範囲で、自己責任でちゃんとやりなさい』といってくれました。もちろん、嫁さんもショックやったと思うし、心の中では泣いていたかもしれません。それでも、そういってくれて、本当に、本当にありがたいなっと思いました。“二度とこいつを裏切っては駄目だ、一生守っていかなあかん”と心に強く誓いましたね。
正直、その後、“こいつ苦しんでるんやろうな”と感じることもありました。しばらくの間、夫婦間で会話もありませんでしたから…。でも、きっと妻はぼくのことを“しゃーない、もうええわ! このおっさん、私が面倒見な、このおっさん死んでまうわ”と腹をくくってくれたんだと思います。ホンマに、ごっつい嫁はんですよ」
※女性セブン2012年1月19・26日号