大阪市内で飲食店を経営するA子さん(32)との間に3才になる娘がいたことが発覚したフリーキャスターの宮根誠司(48)。A子さんがその娘を出産したのは2008年2月で、それから2か月後の4月、宮根は認知をしている。宮根が “カノジョ”と呼ぶ娘に初めて会ったのは、生後3か月のことだったという。女性セブンの取材に対し、宮根はこう答えた。
「生まれたという連絡を受けたときは、正直、“父親になったんだ”とかいう実感みたいなものはありませんでしたね。ただ無事に生まれてよかったなという思いだけでした。
3か月ぐらい経って、A子さんの実家まで行って初めて会って抱きました。そのときは、『おぉ~、息しとるなぁ~』って感動しましたね。でも、声をあまり出さなくて、『こいつ、ちゃんとでかい声出しよるのかな、ちゃんと大きくなるんかな』なんて、ちょっと心配になったのを覚えています。
このとき、ぼくにとってカノジョは宝だなって思いました。カノジョが大きくなるまでは、充分じゃないかもしれないけど、ぼくのできる範囲でなんとかしてあげなあかんという思いを強くしましたね」
宮根は、A子さんが妊娠してからいままで、毎月、自分ができる範囲での援助を続けているという。
「A子さんからはいくら欲しいとかいう話が出たことは一度もありません。A子さんが困ることなく、普通に子育てをして暮らせるという環境を整えるというのが、ぼくの最低限の責任だと思っています」
娘を産んだA子さんは大阪で飲食店をオープンさせ、女手ひとつで、娘を養っている。3才になった娘は笑った顔が宮根にそっくりだという。しかし宮根は、母子にはなるべく会わないようにしている。
「何度かA子さんのお店には応援を兼ねて行かせてもらいましたけど、いまはほとんど会うこともありません。もちろん、妻への遠慮もありましたが、それ以上に、A子さんが、ひとりで育てようとしてるんだからという気持ちが強かった。だから中途半端にぼくが絡んで彼女たちの生活の妨げになってはという思いから、なるべく会わないようにしていました。まず第一に考えたのがカノジョの人生を邪魔しないということですよね。元気やったらそれでいいんです…。
こんな話、話すタイミングがなかったこともありますが、結婚も含めプライベートを話してこなかったのは、やっぱりA子さんと娘のことがあったからですよね。ぼくがこういう仕事をしている以上、自分が話すことによって、多くの人が知ることとなると、カノジョの人生にデメリットが生じてしまうかもしれない。
自分もああいう番組をやっているのに筋が通らないかもしれないけど…。妻とのこともあって…。うーん、そうですねぇ。カノジョが大きくなって、自分から『私は宮根の娘やで』という分には全然いいんですけど、もしかしたらカノジョが大きくなったときにぼくが父親であることを嫌がるかもしれない。それはぼくが判断することじゃなく、カノジョが成長したとき自分で判断してもらっていいんですけどね」
※女性セブン2012年1月19・26日号