新年の一般参賀で、晴れやかな笑顔をお見せになった雅子さま。昨年のバッシングの影響が心配されたが、そのお姿からは今年にかける前向きな強い意志を感じ取ることができた。しかし、雅子さまを支える側近との間で、また新たな問題が生じているという。
雅子さまと小町恭士東宮大夫(65)との間に不協和音が生じているというのだ。東宮大夫とは、皇太子ご一家のお世話をする東宮職のトップという重職だが、昨年7月、約5年にわたり東宮大夫を務めていた野村一成氏(71)が勇退し、その後任として選任されたのが小町氏だった。
小町東宮大夫も野村氏の期待に応えるために、そして皇太子ご一家をお守りするために尽力してきたが、物議を醸す発言が目立った。
その最も顕著な例が、昨年9月、愛子さまの山中湖お泊まり校外学習へ雅子さまが同行されたことを巡っての対応だった。皇太子妃としての公務をされていない雅子さまが2泊3日で同行されたことは大きな波紋を呼んだ。
そして迎えた9月22日の東宮大夫定例会見・その直前に会見した羽毛田信吾宮内庁長官(69)も、雅子さまの同行について、
「通常の形でないことを心配している」
と発言していただけに、宮内庁担当記者たちは、雅子さまが同行された真意を聞こうと、小町東宮大夫に矢継ぎ早に質問を投げかけた。これに対して、小町東宮大夫は、「有意義な校外学習だったと思います。妃殿下は距離を置いて見守られました」と返答。
それに対して、記者からは、「震災から半年、国民が大増税を迎えようとしているその時期に、妃殿下は校外学習でホテルのインペリアルスイートに泊まられた。常識的には考えられない出費。“税金泥棒”と批判を受けられるかもしれません。それを許した皇太子殿下はどうお考えなのですか」
といった過激な質問まで飛び交った。これに困った小町東宮大夫は、「いまの状況が正常だと思っていない」と思わず本音を漏らしてしまったのだ。
昨年12月の誕生日に際するご感想で、雅子さまは、一連の愛子さまへのお付き添いについて、
<与えられた状況の中で唯一取れる可能性として続けてきたものでした。(中略)私が少し離れて付き添う形で、全行程一人で、お友達の皆さんととても楽しく参加できたことが、学校生活に戻っていく上での大きな自信と励みになったように感じております>
と綴られていた。
「それだけに雅子さまは、自分をサポートしてくれるはずの東宮大夫が、まさか自分の考えを否定するような発言をするとは考えてもいなかったと思います。その発言に失望され、小町東宮大夫に不信感を抱かれるようになり、関係はぎくしゃくしたままだそうです。小町東宮大夫は周囲に“大変だ”と漏らしているみたいですよ」(前出・宮内庁関係者)
※女性セブン2012年1月19・26日号