テレビ局内には「数字(視聴率)の獲れる女子アナ」と「獲れない女子アナ」のリストが存在する。週刊ポストが、複数の民放キー局と広告代理店が共同で極秘に作成した「女性アナウンサー潜在視聴率一覧表」を入手した。
ビッグネームにもかかわらず、潜在視聴率が低いアナウンサーもいる。
『ワールドビジネスサテライト』(テレ東系)で長くキャスターを務める小谷真生子(46)は、「政財界から絶大な人気を誇る」といわれていたが、潜在視聴率はわずか2.5%。年上の安藤優子(53)と比較しても、ダブルスコアをつけられた。
「1億円近いといわれる高額ギャラも災いして、最近では小谷さんの降板説が毎年のように噂になっている」(テレ東の報道スタッフ)という。
また『モーニングバード!』(テレ朝系)で羽鳥慎一と共演する赤江珠緒(37)や、『NEWS23』(TBS系)の膳場貴子(36)も2%台と物足りない数字だ。
「赤江さんは結婚後ちょっとふっくらしちゃったことで男性ファンが離れたのかも」(テレ朝社員)
かつての女王である高島彩が5.5%と後輩たちの後塵を拝しているのは「『ゆず』の北川悠仁との結婚が尾を引いている」(前出・広告代理店社員)と見られている。
上位にひしめく人気者の陰で、潜在視聴率0.1~0.2%あたりをウロウロしている若手女子アナたちはリストラ対象ともなりかねない。
「この潜在視聴率リストは、当の女子アナたちが普段目にすることはなく、管理職や編成が彼女たちの価値を判定するために極秘に使っています。もちろん彼女たちの人事を左右する可能性もある。このリストが週刊誌に掲載されれば、本人は目を皿のようにして自分の数値をチェックするはず」(某キー局幹部)
「かわいい」「仕事ができる」という漠然とした評価が通用した時代は今や昔。女子アナの人気すら「数値化」される時代なのである。
※週刊ポスト2012年1月27日号