昨年は低迷した日経平均だが、今年は主要国の指導者選挙や五輪などビッグイベントが目白押しで、株価回復への諸条件も少しずつ整いつつある。どんなテーマが注目されるのか、専門家に分析してもらった。
スマートフォンの急速な普及によってデータの通信量が急増中だ。NTTドコモの『Xi(クロッシィ)』をはじめ通信各社は大容量データ通信が可能になるLTE(ロング・ターム・エボリューション)への移行を進めている。
そこで、フィスコ株式アナリストの小中優氏は「LTE向け計測器を手がけるアンリツ(6754=証券コード、以下同)やアルチザネットワークス(6778)などは業績の上方修正期待が高い」という。さらに、大容量データを処理するサーバーの仮想化技術などで成長の続くネットワンシステムズ(7518)を挙げるが、これにはマーケットバンク代表の岡山憲史氏も注目を寄せている。
※週刊ポスト2012年1月27日号