ファンクラブ公式サイトでオーストリア人俳優のマニュエル・シュワルツ(=マニー・31)との離婚を発表した浜崎あゆみ(33)。離婚を発表した文書には、離婚原因はあゆにあることがはっきり書かれていた。
結婚当初、ふたりで「アメリカで暮らす」と決めたものの、その直後に起きた東日本大震災を受け、あゆの中で「日本を離れたくない」という気持ちが強く芽生えた。結果、アメリカでマニーをひとりにしてしまう日々が続いたという。
1年前の結婚直後、モルディブへの新婚旅行の後、しばらくロスでふたりで過ごした後、あゆが単身帰国。その直後、大震災を目の当たりにした。
それ以降、「日本でいま自分にできることは何か」ということを見つけることが、そのまま彼女の未来絵図となっていった。音楽関係者は語る。
「まずは4月に始まる予定だったツアーが5月に延期となったことで、チームあゆ一丸となってゼロから新しいステージを作ることに決めたんです。リミットは1か月でしたから、寝る時間はもちろん、まともにご飯を食べることもできなかったはずです」
そんなある日、あゆは肩にかかるほどのストレートヘアーをばっさりカット。生まれて初めてベリーショートにした。
「ありったけの心を音楽に乗せて伝えたい」
シンプルだけど、込み上げてくる熱い思いに対する、彼女なりの気合だった。
一方のマニーは、ロスでそんな彼女の動向をテレビやインターネットのニュース、ツイッターで知るのみという、結婚生活の実態がない“エア夫婦”になっていた。決してあゆはそんな形を望んではいなかった。でも、彼には日本に行く理由がなかった。生活の拠点はロスにあったし、日本に妻以外の特別親しい人がいるわけでもない。しかも、その妻は仕事で走り回っているのだから。
さらに、オーストリア人である彼には原発に対する複雑な思いもあったという。
「オーストリアは、チェルノブイリの原発事故で甚大な被害を被った過去から、現在法律で原発建設を禁じているほど。福島で原発事故が起きるや、オーストリア政府は自国民に対して、出国及び退避勧告を出しました。マニーの親族や友人たちが原発の恐怖を感じていたので、彼自身がそれを押し切ってまで日本に妻を訪ねて行く理由はなかったんでしょう」(前出・音楽関係者)
※女性セブン2012年2月2日号