1月17日未明、ファンクラブ公式サイトで離婚を発表した浜崎あゆみ(33)。夫であるオーストリア人俳優のマニュエル・シュワルツ(=マニー・31)と結婚したのは昨年1月のことだった――。
ラスベガスはアメリカの“結婚式の聖地”と呼ばれている。外国人だとしても、役所にパスポートと婚姻届を提出しさえすれば、簡単に受理して、結婚証明書を発行してくれる。ドライブスルー挙式や24時間オープンしている教会もあるほどだ。
昨年元日の夕方(現地時間)、あゆがマニーと婚姻届を提出したのはラスベガスの役所だった。そしてその足でメインストリートにある小さな教会に駆け込んだ。そこはブリトニー・スピアーズやブルース・ウイリス、マイケル・ジョーダンらが式を挙げたリトル・ホワイトチャペルだといわれている。
挙式にあゆは、ゴージャスなジュエリーも流行のドレスも脱ぎ捨て、ロックTシャツにミニスカートというカジュアルな姿で臨んだ。
ラスベガスで婚姻届を提出後、一度日本に戻ると、すぐにモルディブへ新婚旅行へ飛び立ったあゆとマニー。いつもあゆは身長180cmの長身の彼の腕をぎゅっとつかんで歩いていた。誰の目から見ても幸せそうな新婚カップルだったが、それでもある意味、ふたりは夫婦ではなかったという。
「確かにラスベガスの役所に婚姻届は提出したんですが、その後、日本でも規定の婚姻手続きをしなければ、日本で認められた正式な結婚とはならないんです。どうもあゆはそれをしていなかったんですね」(芸能関係者)
本来、あゆが日本でしなければならなかった手続きとは、結婚前のあゆの戸籍抄本、ラスベガスで発行されたふたりの結婚証明書の原本と和訳、マニーの出生証明書の原本と和訳、そしてパスポートのコピーと和訳を、婚姻日から90日以内に日本の役所に提出することだった。
習志野法務総合事務所の田中敦士さんがこう説明する。
「結婚は婚姻挙行地の法律によって有効に成立していますが、日本に報告的届出がないと、戸籍には配偶者の記載がされません。ですから一見すると独身のままなんです。結婚は有効でありながら、戸籍上独身なので、日本で他の人と結婚ができてしまう。しかし、そうなった場合は、婚姻は有効なため、重婚罪に問われてしまう可能性もありますよね。法律(戸籍法)ではこの報告的届出の提出を義務づけており、違反すると5万円以下の過料に処せられることもあります」
※女性セブン2012年2月2日号