通常の資産運用なら、株投資も魅力的だが、一攫千金を目指すなら誰も手を出したがらないものに投資する勇気が必要だ。
10倍以上を目指せる投資先を探すなら、すでに注目されている新興国グループのBRICsやVISTAではだめだ。グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏がその次に続く“宝くじ投資先”として挙げるのがカンボジアとミャンマー。カンボジアは昨年7月に株式市場を開設、今年3月までに取引が開始される。
「昨年、株式取引が開始されたラオスでは、株価指数が2か月で2倍に急騰した。カンボジアはラオスに比べて経済規模が大きいだけでなく、外資の導入にも非常に積極的です」(戸松氏)
ミャンマーはわかりやすい。政治犯の釈放や活発な外交活動で、今後は足かせになっていた経済制裁が解除されるので経済発展が必至なのだ。現時点では現地の委託会社を通じて不動産に投資することが可能。また、政府は2015年を目標に証券取引所を開設すると表明している。
※週刊ポスト2012年1月27日号