なでしこジャパンの澤穂希がFIFAの2011年女子世界最優秀選手に選ばれ話題だが、過去にも海外で知られた日本人は数多い。ジョン万次郎に、ナチスの手からユダヤ人を救った杉原千畝、野口英世に黒澤明、ビートたけしに、昨年、中国公演を成功させ国賓級の歓迎を受けたSMAPなど。なかでも話題の3人に注目!
『仮面ライダー』が放送されたタイで大ブレイクしたのは、藤岡弘、(65)。“マスクドライダー”の愛称で熱烈な歓迎を受け、その人気は幅広い年代に及ぶ。タイの街中では、数百人単位のファンが集まってしまい、当局から暴動と勘違いされたことも。
サインをねだられたり、お土産を大量に渡されるのは毎度のこと。海外テレビ局からの出演依頼も多数。いまや南米アマゾンにも届くという世界規模の人気を藤岡は、「怖いですね。いい加減に演じられないなと責任を感じます」と語る。
石野真子(50)はキューバで大人気だ。NHK大河ドラマ『いのち』(1986年)が放送されると視聴率80%を記録。三田佳子の妹・サチ役を好演した石野は現地で大ブレイクし、国賓級の扱いで招待も。現地での様子を、「キューバで人気があるといわれ、半信半疑で行きましたが、みんなが私を『サチ』と呼び、『ドラマで励まされた』といってくれました。子供たちが摘んだ花でリースを作ってくれたことも、嬉しかったですね」と語る。
1994年にオーストラリアで初の縦断ツアーを開催して以来、チケットは毎回完売というのは電撃ネットワーク。1999年には日本人として初めて同国のCMに出演。デンマーク王室主催のロイヤルレセプションに招かれてパフォーマンス。現地の新聞を賑わしたこともある。
※女性セブン2012年2月2日号