一般参賀や天皇皇后両陛下主催の昼食会に参加されるなど、年末年始にかけて、久しぶりに忙しい日々をお過ごしになった影響からか、皇太子妃・雅子さまが体調を崩された。小町恭士東宮大夫によれば、1月10日、雅子さまは37度台の発熱と胃の不調を訴えられ、ウイルス性の胃腸炎と診断された。症状は落ちつかれたが、しばらくは東宮御所で静養なさるという。
いまだ一進一退を繰り返される雅子さまのご体調。しかしながら、今年は雅子さまの海外訪問実現へ向けて、極秘にプロジェクトが進められているという。その中心人物が、昨年7月、東宮大夫を退任して、現在も御用掛として東宮職に残っている野村一成氏(71)だ。宮内庁関係者はこう話す。
「野村さんは、東宮大夫時代の2006年8月、皇太子ご一家のオランダご静養を実現した人物で、東宮大夫在任中から“もう一度、妃殿下を海外へ”と口癖のように話していました。それほど、雅子さまの海外ご訪問は、彼にとっては悲願なのです」
もともと野村氏の御用掛の任期は昨年末までだったが、雅子さまのたっての願いで、今年3月まで任期が延長された。これには海外訪問実現への思いも込められていたのかもしれない。
もし雅子さまの海外訪問が実現すれば、オランダ以来6年ぶり、公式なものとなれば、2002年のオーストラリア・ニュージーランド訪問以来、約10年ぶりのこととなる。そうなると注目を集めるのが、その訪問先と訪問の時期だ。
「3月のフランスは東日本大震災からちょうど1年ということもあり、現実的には厳しいでしょう。皇太子ご夫妻は、海外ご訪問に愛子さまも同行させたいとお考えのようなので、愛子さまの学校が夏休みにはいる7、8月のロンドン五輪が有力なのではないでしょうか」(外務省関係者)
雅子さまがロンドン五輪に愛子さまを連れて行きたい理由は、もうひとつある。
「昨年7月に行われた女子サッカーW杯で、なでしこジャパンが優勝して以来、愛子さまは、なでしこの大ファンになられたそうです。それ以来、愛子さまはお友達と学校のグラウンドでサッカーをする機会が増えられました。サッカーに夢中になられた愛子さまは、ロンドン五輪での、なでしこジャパンの活躍を生で観戦したいという希望を持たれるようになったそうです」(前出・宮内庁関係者)
雅子さまも、そんな愛子さまの思いを叶えてあげたいとお考えなのだろう。
※女性セブン2012年2月2日号