『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで大活躍中の金子哲雄さんが、女性セブン1月19・26日号の付録「ひと目でわかるカロリーBOOK」を、流通ジャーナリストならではの視点で分析する。ちなみに、金子さんは昨年13kg減量を達成したという。
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ファミレスやコンビニの定番メニューごとにカロリーがわかる付録でした。ぼくもダイエット中なのでよくわかるのですが、ランチのメニューは揚げ物と肉が圧倒的に多い。ダイエットしにくい世の中なんですよ。
今月、話題のタニタ食堂が丸の内にオープンしました。タニタの特徴は、1食500kcalでおいしく満腹になれること。タニタ人気から、カロリーを知りたいというニーズの高さがうかがえます。ただ、みんながタニタ食堂に行けるわけではありません。手軽に持ち歩けて1食500kcalがわかる「カロリーBOOK」は、タニタ食堂に行けない読者のニーズに応えた付録だといえますね。
ファストフード業界は、今後ますますカロリーの“見える化”が求められるでしょう。また、牛丼250円といった価格競争よりカロリー競争へ移っていくと思います。たとえば500円均一ならぬ500kcal均一メニューコーナーを作れば、女性客をグッと引きつけるでしょうね。
※女性セブン2012年2月9日号