1等前後賞を過去最高の5億円にアップさせ、発表が心待ちにされる「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ」(2月14日発売、1枚300円)。だが、早ければ来年にも、その2倍、なんと最高10億円が当たる宝くじが発売されるという。仰天の“10億円宝くじ”プランを発表したのは、宝くじの販売を監督する総務省だ。
宝くじ評論家として30年以上のキャリアを持つ長利正弘さんが解説する。
「宝くじの売上総額は、この5年で約20%、2000億円も減少しました。そこで総務省は、昨年10月から2か月間にわたって『宝くじ活性化検討会』で売り上げ回復策を議論。宝くじの“ライバル”であり、最高6億円が当たるスポーツ振興くじ『BIG』(文部科学省が監督)に負けじと、賞金額の引き上げを決めたのです」
1月下旬から始まった通常国会で関連法案が通れば、現在はくじ1枚の価格の100万倍までとなっている当せん金の最高倍率が250万倍までに改められる。1枚300円の宝くじならば、現在の最高3億円から同7億5000万円に大幅アップするのだ。
「前後賞が年末ジャンボなどと同じ1等の4分の1程度だとすると、最高で11億2500万円が当たります」(長利さん)
しかし、当せん金額が大きくなったら、当せん確率が減るのでは? という心配もある。みずほ銀行宝くじ部は、「現時点ではコメントする立場にありません」とのことで、新しい宝くじの詳細は不明だ。
※女性セブン2012年2月9日号